実務に不可欠な最新情報を学ぶ木造建築の「防火と温熱環境」講習会

当会はこれまでに、「限界耐力計算法」や現存する伝統木造住宅を題材 にした「許容応力度計算法」など、木造の構造計算に関わる講習会を複数回、主催してきました。これらの講習会に参加し、そこで得た知識を活用されている方も多いかと思います。しかし、構造計算を学ぶだけでは木造建築の実務において不十分であることは言うまでもありません。
「防火」に関する近年の研究により、準防火地域における木造建築の延焼の恐れのある部分の軒裏を化粧にすることが可能になりました。内装制限はもとより、防火規制の厳しい都市部においては、屋根や軒裏、外壁等の防火に関する知識は実務上不可欠であり、昨今では、5階建ての大規模木造も建設されています。
時代の要請といえる建築物の省エネに関しては、「温熱環境」の知見は避けて通ることができず、改正省エネ法は様々な物議を呼んでいます。さらに、自然エネルギーの利用やエコ住宅についての関心も高まりつつあります。
そこで当会では、木造建築の「防火」と「温熱環境」の最新情報を学ぶ連続6回の講習会を企画いたしました。二人の講師をお招きした講座では、基礎知識の習得からスタートし、それぞれの最新情報の解説、実例の紹介など、実務に直結する知識を得ることができます。
ぜひ、この機会に講習会にご参加いただき、構造計算以外におけるスキルアップを図ろうではありませんか。

会場:中央工学校
日程:2月開講以降、月1回、午後1時~5時、
6回連続講座
第1回 2014年2月22日(土)
第2回 2014年3月21日(金・祝)
第3回 2014年4月12日(土)
以上、「防火」講習
第4回 2014年5月31日(土)
第5回 2014年6月28日(土)
第6回 2014年7月26日(土)
以上、「温熱環境」講習
詳しい講習内容はPDFをごらんください。
講師:「防火」担当 安井昇(桜設計集団代表・工学博士)
「温熱環境」担当 山田貴宏(ビオフォルム環境デザイン室代表)
募集人数:50名程度(会員・非会員の受講者を含め)

参加希望者は下記掲載のリーフレットの申し込み欄に記入の上FAXにて伝統木構造の会事務局まで。
26年度講習会チラシをダウンロード