伝統木構造の会では、これまでも木構造に関わる連続講習会を開催し、この程架構学講座が終了しました。続く新規講座として、下山眞司先生を講師にお迎えします。
建物づくりの姿は、地域の環境で異なります。
その環境で暮すなかで、長い年月をかけ、
その地に暮す人びとによって
その地域の環境に適応する建物づくりが考えられてきました。
日本の場合の
環境に適応する建物づくりがどのようなものだったか、
見てみたいと思います。(下山先生談)
木造建築の実例を通し、その清新で溌剌としたつくり手の心を学んで参ります。先生のご厚意により、この度東京での開催が実現しました。長引く不況等、建築に携わる者にとり困難な時でありますが、このような時こそ、心と技を磨く絶好の機会であります。会員・非会員に限らず、より多くの皆様の参加をお待ち申し上げます。
日程・内容 (6回の連続講義です。時間はいずれも15:00〜18:00)
第一回平成22年4月18日(日) はじめに 日本の環境の特徴
第二回 5月16日(日) 日本の木造軸組工法の典型-1、古代の典型:その考え方、
中世の典型1:その考え方
第三回 6月20日(日) 日本の木造軸組工法の典型-2、中世の典型2:その考え方
第四回 7月18日(日) 日本の木造軸組工法の典型-3、近世の典型1:書院造・その考え方、
近世の典型2:武士の住居・その考え方
第五回 8月22日(日) 日本の木造軸組工法の典型-4、近世の典型3:農民、商人の住居・その考え方
まとめ:日本の建物づくりの考え方・・・・それは現場で培われた
第六回 9月19日(日)(仮) 近代化と現在:建築基準法の規定する木造工法
(在来工法)の生まれた経緯
会場 東京芸術大学美術学部中央棟2階第3講義室
講師 下山眞司(筑波建築設計代表・筑波大学名誉教授)
募集人数 60名程度
参加費
会員 18,000円、 非会員 21,000円、 学生 12,000円
お問い合わせ・お申し込み
特定非営利法人伝統木構造の会事務局
東京都渋谷区代々木2-36-6 TEL:03-3370-8528 FAX:03-3375-8447
受講申込は添付のPDFの用紙をお使いください。
まだ若干の空席がございます。お申し込みはお早めに!